【完】俺に惚れとけよ。




もう、色々頭がついていきません.....


だれか助けてください。



「優樹菜ちゃん。これからも、仲良くしてくれる?」


「う、うん......」


とりあえず、星夜くんが悪い人ではないって事は分かった。



裏切られたって思ったけど、それには深い意味があったし。


それが分かったのなら、仲良くしない理由はない。



「よかった。優樹菜ちゃんのこと、大好きだから。奪えるタイミングは逃さないから。覚悟してね。」


───ちゅ


「ふっ......じゃーねー、おふたりさん!」



と、星夜くんは教室を出ていった。


「あいつ.....」


「....」


去り際、星夜くんは私の頬にばっちりキスを落としていった。



何が起きたのか。


夏樹はとても不機嫌そうだし。



教室に夏樹と2人きり。



「夏樹って........優しいんだね。」


「はっ!?」


「星夜くんに、本当のことを言う時間作って。」