桃乃と斗真くんに合流し、4人で再び行動を始める。



「このあと、花火あがるらしいよー!」


「え?そうなの?初耳ー!」


「優樹菜には言ってなかったしね!」



桃乃の発言に、テンションがあがった。



冬の花火なんて、なんだかロマンチック!


花火と言ったら、夏ってイメージ強いし。



4人でイルミネーションを見ていると、花火の時間まで残り5分を切った。


高まる期待。


「楽しそうだなー。」


「まあねー!」


隣で私の手を握っている夏樹。


桃乃は斗真くんと繋いでいる。



そして、



───.......バンッ


花火があがった。


周りから、感動の声が聞こえてくる。