【完】俺に惚れとけよ。




気づけば腰に手を回していた私。


静かに2人で抱き合っていると、


「ねぇ、誰か来ちゃう....」


「へーきだよ。」


と、聞いたことのない声。


近くに誰かいる......!



「な、夏樹......戻ろ!」



それに気づいた私は夏樹にそう言った。


これ以上ここでこうしてて、いつその人たちにバレるか分からない!


抱きしめられている体を離そうとしたが、力強く私を抱きしめる夏樹。



「ちょ、夏樹?」


いっこうに力を緩めない夏樹。


離す気がないらしい。



「だ、だめだって.....」


こ、これはまずくない?


まって、まって!



私の近くにいる人たち......まさかよからぬことを......


「ちょっと、夏樹、まずいって!」


これ以上ここにはいられない!