【完】俺に惚れとけよ。




何でそんなに自信に満ちあふれてんのよ。


おかしいでしょ!


イルミネーション見に来て、人気のないところで、抱きしめ合うだなんて。


どこで誰が見てるか分からないし、絶対ここに人がこないって証拠もないし。


「こいって。」


「きゃ.....」


繋がれていた手をひっぱられ、夏樹の胸の中に収まってしまった。


「は、離してよ.....」


「嫌だ。」


「恥ずかしいから。」


「照れてろ。」


話の通じないやつだな!


こんなところで抱き合ってるなんて.....


恥ずかしい.....けど......


「温かいだろ?」


「....」


「素直じゃねーな。」


夏樹の言ったことは図星で、何もいえなかった。


本当に温かくて。


心もぽかぽかしていて。