【完】俺に惚れとけよ。





「ふーん。」


......これは、まずい。


絶対によからぬことを企んでる。



絶対に企んでるー!


顔がにやけてるもん!


いかにも『いいこと思いついた。』て、顔してるもん!



「じゃあ、行くか。」


“じゃあ”?


夏樹に手を引かれる。


連れてこられたのは人気のないところだ。


遠目にイルミネーションが見える。


冬と言うこともあり、もうあたりはすっかり暗い。


「ほら、こいよ。」


と、再び手を広げる夏樹。


や、やっぱり......


「い、嫌よ!」


「人前じゃなきゃいいんだろ?」


そう言う問題じゃないんだって!


確かにそう言ったのは私なんだけど.....


それとこれとは話が別でしょ!


「誰が見てるか分からないし....」


「これだけ暗けりゃわからねーだろ。」