【完】俺に惚れとけよ。




それは、メリーゴーランドです。


隣の馬にまたがってる夏樹はなんとも不機嫌そうな顔だけど。


そんなことお構いなし。


メリーゴーランドの周りで見ている女子たちの視線を独占している。



「白馬の王子様だ~!きゃはははっ!」


「本当お前、覚えておけよ?」


「知らなーい!」


良い年して、メリーゴーランドではしゃいだ。



「夏樹、似合いすぎー!」


「うるせーな。」


「うふふ。」


「でも、優樹菜が楽しそうでよかったよ。」


「え?」


「今日、来てくれないかもって思ってたし、来てもあんまり楽しくねーかな、って。」


夏樹.....


そんな心配。


「だから、優樹菜が待ち合わせ場所に来てくれたとき、マジで嬉しかったし今も、すげー楽しそうに笑ってくれてて、よかった。」


と、ゆるく笑った夏樹。


私も、すごく楽しい。


素で笑ってるし、素で楽しんでる。