【完】俺に惚れとけよ。




私ももう、曖昧にしていられない。


「小倉星夜じゃなくて、俺を見て。俺を好きになって。俺に、惚れて。」


とても甘いムードに、頭がクラクラしてくる。



体の力が抜けてくるのが分かる。



「答えは、まだ待ってるから。俺、ひどいことばっかりしたし、優樹菜もいろいろ考えたいだろ?」


「うん.....ありがとう。」


そういうところ、ちゃんと優しい夏樹だ。



「本気だから。騙してるとか、裏切るとか、ないから。信じて。」



私は頷いた。


きっと彼は、本当にうそはついていない。


本気だ。

きっと、ずっと前から本気だったんだ。


ずっと.....本気でぶつかってきてくれたんだ。


「このこと、忘れてほしくはねーけど、今日は何も考えずに遊ぶぞ!」


「うん、わかった!」


自分の気持ちを伝えたくて、一番最初に観覧車に乗ろうといったんだ。