【完】俺に惚れとけよ。




休日ということもあり、遊園地は家族連れやカップルでにぎわっていた。


「最初、何乗るの?」


「観覧車。」


「え....?」


すたすたと歩いていた夏樹。


きっと向かうところは決まっているのだろうと聞いてみると、そんな答えが返ってきた。


来た瞬間に観覧車?


あまり聞かない。


こういうのって基本、最後の最後に観覧車.....とかじゃないの?


それは、私の妄想だけ?


夏樹の背中を見ながらやってきた観覧車の乗り口。


2人で観覧車に乗り込んだ。



向かい合うように座った私たち。


「ふぅ.....」


と、夏樹が息を吐いた。


なんか.....緊張してる?



珍しい。