【完】俺に惚れとけよ。




教室を見渡し、私と目があった。


すると、ホッとしたような顔をした夏樹。



「ちょっと.....待ってて?」


「え、うん。」


私は桃乃にそう言い、夏樹の元に向かった。


夏樹と話すとか、少し気がひけるけど。


自分のところにやってきた思った夏樹は、とても驚いたような顔をしていた。


「あ、お、おはよう.....」


「ん、おはよ。」


和やかな雰囲気の夏樹。



「あ、の.....家の前に、コンビニの袋が、置いてあったって......」


「あぁ。俺。」


や、やっぱり.....


まさかとは思ったけど、本当に夏樹だったなんて.....



「な、んで.....?」


「本当に悪いと思ってたから。罪滅ぼし、になんてならないだろうけど。」



そこまで、してくれるなんて.....


学校終わって、わざわざ私の家まで.....



「あ、ありがと.....」


「気にすんな。」


「で、も.....」


「じゃあ、これ。一緒に来てくれるか?」


と、お財布の中から出てきたのは2枚のチケット。


「遊園地......?」


「お前と行きたい。優樹菜。」


そういわれ、ドキッと高鳴った胸。