【完】俺に惚れとけよ。




玄関に座りこんで泣く。


隣には夏樹が持ってきてくれたコンビニの袋。


中にはペットボトルのジュースが2本と、お菓子の袋が3つ。



こんなことして、何のつもり.....


悪いと思ってる?


どうせ、私がなんでこんなことになってるのか理解すらしてないくせに。


どうせ、口だけでしょ。


いい人を演じてるだけ。


そしたらみんなの人気者になれるから。


みんなが相手してくれるから。



王子様、って。


星夜くんも......そうだったのかな。



あの笑顔は偽物で。


みんなを寄せ付けるための笑顔で。


そんなの......信じたくないな。