【完】俺に惚れとけよ。




お昼を食べ、しばらくリビングでボーッとしていた。



ベッドに入っても寝られる気がしなかった。


私......何やってるんだろう。


こんなにも落ち込んでるの、珍しい。


どんなことでも軽く考えるような人だった気がするのに。



これからの学校生活......どうしていこう。


別に、彼らは学園の王子様。


関わることはなくなるだろう。



でも、きっと私は彼らの姿を見るだけで気分が落ちるんだと思う。


なんで割り切ろうと思ってるのに割り切れないのよ......



結局何もせずに夕方の4時になってしまった。


部屋に戻ろうかな。


そう立ち上がると、



───ピンポーン


タイミング良く家のチャイムが鳴った。


「はーい!」


玄関に行き、扉を開ける。



「......何しにきたの。」


そこには制服姿の夏樹が立っていた。