【完】俺に惚れとけよ。




誰か教えてよ.....


何で私だったの?


何で私が騙されなければいけなかったの?



頭の中ははてなばかりだった。


雨の中、とぼとぼと歩き家に帰った。



玄関に座り込む。


もう、動く気力もない。



立ち上がれない。


しばらくしてリビングからお母さんがやってきた。



「ちょっと!ビショビショじゃない!あがって、着替えておいで!」


そうお母さんに心配され、重たい体を上げた。


着替えてリビングに行くと、お母さんが温かいココアを入れてくれていた。



「....温かい。」


温かいココアが、ぼろぼろになった心にしみた。



「お風呂できてるから、温まってよく寝なさい。」



深くは聞いてこなかったお母さん。