【完】俺に惚れとけよ。




しばらく下を向いていた。


何も言わない星夜くん。



「ふーん。やっぱ、あいつか。」


そう、上から声が聞こえた。


びっくりして上を向く。


その声は紛れもなく、星夜くんだった。


とても低い声。


不機嫌そうな声。



聞いたことのないような声だった。


星夜くんは私のことをジッと見ていた。



なぜかその姿を怖いと思った。



「優樹菜ちゃん、デート!しよっか?」


「え?...あ、うん....」


しかし、いつも通りの笑顔を私に向けた星夜くん。