【完】俺に惚れとけよ。




最悪だ......


何で私があんなやつに教科書返さなきゃいけないのよ!



あ、そうだ、いない今のうちにロッカーに突っ込んでおけばいいのよ!


ナイスアイディア!



私は立ち上がり夏樹のロッカーへ。


よし、ここだ。


ここに入れて.....



「人のロッカーに何か用事?」


「あ......」



なんてタイミングが悪い!


このタイミングで戻ってくるか?



「え、あ、星夜くんが、これ、返しにきたから....」


「そっか。さんきゅ!」


と、私の頭をぽんぽんと撫でた夏樹。


ロッカーに古典の教科書を入れ、机に戻った。



「ゆ、優樹菜!?顔真っ赤.....」


「えっ!?」


頬を両手で押さえる。



ま、まさか。


まさか、ね!


「な、なんか熱くてさ.....」


「熱でもあるの?」


「へ、平気!平気!」



な、何で私あれだけで顔真っ赤になんて.....