【完】俺に惚れとけよ。





△▼△▼


「で、話しなさい?」


帰りの飛行機の中。


桃乃に迫られている。


「あ、れはね.....」


私はあの夜のことを話した。



「ふーん....」


と、顎に手をおいて考え始めた桃乃。


その次にどんな言葉が桃乃から出てくるのかドキドキする。



「でも、“好き”って聞こえたんでしょ?」


「う、うん....」


確かにあの夜、唇が触れる直前に、“好き”って聞こえた。



本当は確かじゃないし、桃乃には言わないはずだったけど、隠さず全部話せ!と言われたから言わざるを得なかった。



「答えは簡単じゃない。」


「え?」


「そのままでしょ。」


「そ、そのまま、って....」


「道端が優樹菜のことを好きってことよ!」


「ちょ、桃乃!声がでかいよ!」



何てことを大声で言ってるのよ!