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「で、話しなさい?」
帰りの飛行機の中。
桃乃に迫られている。
「あ、れはね.....」
私はあの夜のことを話した。
「ふーん....」
と、顎に手をおいて考え始めた桃乃。
その次にどんな言葉が桃乃から出てくるのかドキドキする。
「でも、“好き”って聞こえたんでしょ?」
「う、うん....」
確かにあの夜、唇が触れる直前に、“好き”って聞こえた。
本当は確かじゃないし、桃乃には言わないはずだったけど、隠さず全部話せ!と言われたから言わざるを得なかった。
「答えは簡単じゃない。」
「え?」
「そのままでしょ。」
「そ、そのまま、って....」
「道端が優樹菜のことを好きってことよ!」
「ちょ、桃乃!声がでかいよ!」
何てことを大声で言ってるのよ!

