【完】俺に惚れとけよ。





星夜くんはしばらくして、プレートを持って隣に戻ってきた。



すると、


「あ、」


そうこぼした。



そして、それが私に向けられているということに気づいてしまった。



完全に私の方を向いてる。


前を向いていても、私を見ているということが横目で分かる。




私はおそるおそる星夜くんを見た。



「朝の子、だよね?」


どうやら、朝私に笑いかけたことを覚えていてくれたらしく、そう口にした星夜くん。




私は軽く会釈をした。



は、話しかけられると、どんなに好きでもこ、言葉が出てこない!!