「おはよ。」
そう、隣で聞こえた気がした。
「.....うん。」
この、ワーワーとうるさい中で、私の返事が彼に届いたのかは分からない。
でも、あんなことがあって普通に返事を返せるわけがない!
さっさと私は人数を数えに夏樹から離れる。
人数を数え、先生に報告。
夏樹のことを一瞬たりとも見ずに自分のところに戻った。
「実行委員お疲れさまー!」
「ありがと.....ふあぁぁぁ....」
「朝からあくびばっかり。あんまり眠れなかったの?」
「んー?そんなことないんだけどね....」
いや、全然眠れなかったんだけど。
桃乃には心配かけたくないから。
今日は国際通りに行く。
あらかじめ決めていた班に分かれて自由行動。
修学旅行で一番楽しみにしていたから、みんな朝からテンションだ高い。
バスに乗って途中まで向かう。

