【完】俺に惚れとけよ。




夏樹のことを睨むと、シレッとした顔を向けてきた。



むっかつく!!


「そ、そんなんじゃないから!本当!全く違うから!」


「え?そうなの?」


「そうそう!あれは事故だから!ね!!桃乃、帰るよ!」



私は桃乃の腕を引っ張って夏樹の部屋を後にした。



もう、いろいろと最悪.....


「本当に何もないの?」


帰り道、桃乃にそう聞かれる。



「何にもない!何にもない!あり得ないから!」


「そ、っか!」


部屋に戻って、ベッドに入る。



「はぁ.....」


あんな状況のあと、普通に寝られるわけがない。


目を閉じたら思い出してしまう。