「優樹菜.....」
「な、何?」
「俺の本当の気持ちが知りたいか?」
私は無言で頷いた。
このまま、夏樹の分からない気持ちのことを考えながら生活していくのは嫌だ。
それなら、本当の気持ちを知りたい。
裏切られてるなら裏切られてるでいいと思った。
それならそれで、これからいっさい関わらなければいいと思ったから。
ただ、こうやってわからないことを考えて、悩まされながら生活していくのが嫌だった。
夏樹は静かに私の頭を撫でた。
それが変に心地よくて。
嫌じゃなかった。
安心した。
穏やかに笑った夏樹は、
「可愛い....」
そう、静かに囁いた。
「.....っ///」
初めてのセリフに、心臓が飛び出しそうだ。
私を見つめる色っぽい瞳。
ずっと、見つめられていたい。
そんな風に思った私はバカかな?
「嫌なら、拒否しろよ。」
そう言うと、少しずつ近づいてくる夏樹。

