【完】俺に惚れとけよ。




「優樹菜!顔。」


ひそひそと桃乃が耳打ちをしてきた。



どうやら、星夜くんが隣にやってきたが故、ものすごい顔をしていたらしい。



「本当にありがとうね。」


「いえいえ~。」


私たちの隣に座ってたふたりはキャーキャーいいながら、学食をあとにした。



な、なんか........


緊張!!



あの王子様が、隣に......


私の隣にーー!!!




星夜くんと友達は、注文をしにカウンターに。



「やばい、やばいよ桃乃!」


「その感じは優樹菜見てたらすぐ分かる。てか、これは結構やばい。」



学園の王子様の隣でご飯を食べるということに、桃乃も驚きを隠せない様子。