【完】俺に惚れとけよ。




そう言うと、私を追い越して部屋に戻っていった夏樹。



な、なんで....


何でこんなことになってんのよ!



ついさっきまで無視されてて、久しぶりに話しかけられたと思ったら、部屋にこいなんて。


部屋に戻る。


ベッドに横になり、ケータイをいじっていた桃乃。



「おかえりー!」


「ただいま。」


私が帰ってくると、ベッドの上に座った。



「なんかあった?」


「わかる?」


「顔が疲れてるよ(笑)」


桃乃にはいつもなんでもばれてしまう。


顔を見られただけで疲れてるってわかるなんて。



「あいつの部屋に呼ばれたのよ....」


「あいつって、道端?」


「行かなくていいかな....」