【完】俺に惚れとけよ。




意味が分からない。



その言葉しか出てこない。



教室で立ち止まっている夏樹。


な、なに。


私を待っているの?


「.....早く。」


「はぁ.....」


こうやってすぐ夏樹の言葉に従っている私もバカなのかな。



かばんを肩に掛け、夏樹の近くに行くと、何も言わずに歩きだした夏樹。



何でこんなやつに振り回されなくちゃいけないの?





なぜか無言で、私の言葉を無視する夏樹と途中まで帰った私。



歩いているときも、帰るときも、特に言葉をかわすことなくわかれた私。






そのあと、夏休み中にあった2回の実行委員会の時もことごとく無視され続け、ずっと不機嫌だった夏樹。



不機嫌な理由もわからず、修学旅行当日がやってきた。