【完】俺に惚れとけよ。




気まずい空気が流れている。



作業はしてるけど、隣の夏樹のことが気になって仕方がない。



───ビクッ


できあがったしおりを机に置こうとしたとき、タイミングがあってしまい夏樹と手がぶつかってしまった。



「ご、ごめん。」


そう素直に謝ってみるものの、



「....」


無視されてしまった。


人が素直に謝ったのに、無視ですか??



あり得ない!!


「なにその態度!!」


と、怒鳴っても


「....」


ことごとく無視された。


そんなこんなで作業が全部終わった。



「うーんっ」と、伸びをしていると、夏樹は1人できあがったしおりの山を持ち、教室から出ていこうとしていた。



「て、手伝おうか??」


男の子でも1人じゃ大変そうだし。


そう思って口にしたけれど、それも無視で教室から出て行ってしまった。