【完】俺に惚れとけよ。




むっかぁぁぁ!!


なによ、「あっそ」って!



意味が分からないんだけど。


「ちょっと、聞いてるの?」


「早く手動かせよ。」


と、冷たく私に言い放った。


あまりにもその言い方が冷たくて、ビクッとする。



黙々と手を動かしている夏樹。


な、何で私がこんな気持ちにならなくちゃいけないの?



私なにも悪いことしてないのに。


夏樹が勝手に、私に用事があるとか言って星夜くんの誘いを断ったのに。



夏樹に言われたとおり、私は再び手を動かした。


作業が終わるまで終始無言だった。