キッと夏樹のことを睨む。
しかし、夏樹は私に目もくれず、星夜君のことを睨んでいる。
「あれ、優樹菜ちゃん用事あったの?」
逆に星夜くんは夏樹の方を全く見ずに言葉を続ける。
「いや..「あるって言ってんだろ。」
人の言葉を遮るなよ!
「俺、優樹菜ちゃんに聞いてるんだけど。」
するとようやく夏樹の方をみた星夜くん。
しかしその視線もなぜかキツい目をしていて。
さわやかで穏やかな星夜くんからは想像できないほど不機嫌な顔。
そんな星夜くんの表情に戸惑う。
「別にどっちが言ったって用事があることに代わりはねーだろ。」
「俺には、優樹菜ちゃんの言葉を遮ってわざと言ってるようにしか思えないんだけど。」
低い声。
いつもの優しくてニコニコしてる星夜くんの姿はどこにもない。

