【完】俺に惚れとけよ。




色っぽく目を伏せる夏樹。


そんな夏樹に便乗して、私も目を伏せる。



このあとなにが起こるのかわかっているけど。



けど.....


───コツン、コツン



「ちっ。」


タイミングがいいのか悪いのか。


リズムよく足音が聞こえてきた。



夏樹はばつが悪そうに前に向き直りしおり作成を再会した。



な、何でそんな何事もなかったかのようにできるのよ...


私も作業を再開しようとしたけど、手が震えて、うまくプリントをとることができない。




胸だって、未だにドキドキうるさくて。



このシーンとした教室で、夏樹に聞こえてしまうんじゃないかってほど。



「ふっ、お前動揺しすぎ。」