【完】俺に惚れとけよ。




「止まらなくなるよ?」


「と、止めて.....っ....」


「顔が嫌がってねーよ?」


「.....っ...」



力づくでも夏樹のことを止めなくちゃいけないのに。


大声だしたら、誰かが助けに気てくれるかも知れないのに。



なんで.....


ドキドキして、夏樹を止める言葉もどんどん出てこなくなって。



夏樹の目を見たら、その目に吸い込まれてしまいそうで。


少しずつ近づいてくる夏樹の顔に、嫌な気持ちなんてなくて。




そんな自分が嫌なのに。


夏樹の流れに流されてもいいかな、なんて、バカなこと思って。


「嫌じゃないって、とっていいんだな?」


そんな夏樹の声。


......胸が、ドキドキして。



ど、どうしよう.....


嫌じゃない......


そんなこと、思いたくないのに。