【完】俺に惚れとけよ。





「ここで隣でやろうぜ。その方が効率がいいだろ?」


と、教卓の目の前の机を指さして夏樹は言った。



た、確かに.....


その方が効率がいい。



それを夏樹に指摘されたことは気にくわないけど。


私はおとなしく夏樹の隣の机に座り作業を始めた。



順番通りにしおりを並べ、ホチキスで留める。



黙々と無言で作業をこなす。



「優樹菜。」


「っ.....な、なに?」


夏樹に呼び捨てにされるのはなぜか慣れない。


呼ばれるたびにドキッと胸が高鳴る。



いや、変な意味はないんだろうけど。


何となく色っぽく私の名前を呼ぶものだから。


それに慣れてなくてドキッとするだけだし。



「や?呼んだだけ。」


.....なにそれ。