【完】俺に惚れとけよ。




「はぁ.....」


「なによ、そんな疲れた顔して。」


「んーんー、別に。」


なんか、とても疲れた。


それは、バレーをしたからでも、

応援したからでも、

斗真くんと桃乃にからかわれたからでも、

夏樹と言い合いをしたからでもなくて。



自分の気持ちと葛藤したから。


本当は思いたくも、考えたくもないことが頭に浮かんで。



それをかき消したくて。


でも、本当はどう思ってるんだろう、って。



なんか、自分が一番わからないかもしれない。



夏樹の、

なにを思っているのかわからない発言でも、

本気なのか嘘かわからないあの瞳でもない。



自分の気持ちが一番分からない。