【完】俺に惚れとけよ。




斗真くんがくると、何とも嫌そうな顔をした夏樹。


変にニヤニヤしている斗真くん。



「んだよ、くんなよ。」


「よかったなー!」


肘で夏樹のことをつついている斗真くん。


何ともうざそうな顔をする夏樹。



夏樹が誰かにいじられてるの、初めて見た。


いつも、私がいじられる側だから。



「どうだった?こいつのプレー。」


「斗真!余計なこと聞くなよ。」


「はい、お前は黙れ。優樹菜ちゃん。どうだった?」


「え?........す、すごかっ、た......」


こいつのことを褒めるなんて、何となく気恥ずかしくて、声が小さくなった。



そんな私の言葉に、ニヤっとした斗真くんは、視線を夏樹にうつした。




「るせーな!黙ってろよ。ったく.....」


「ぶっ、お前、耳まで真っ赤.....」


斗真くんの言葉に、夏樹を見ると、本当に耳が赤かった。