そんな子たちの声にかき消されているだろう。
しかし、無意識に声に出して応援していた。
「夏樹~!負けるなー!」
そして、
───ピーーーッ!!!
「......やった......やったぁぁぁ!!」
残り3秒。
夏樹が見事ゴールを決めた。
「桃乃~!やったよぉー!!」
「やったねーー!!!」
私と桃乃は抱き合って喜んだ。
周りにいた同じクラスの女の子たちも巻き込んだ。
夏樹は挨拶を終えたあと、私の元にやってきた。
「ありがとな。応援。」
いざ、夏樹を目の前にすると、なぜか恥ずかしくなってしまった。
「べ、別に応援なんて....」
「優樹菜の声、ちゃんと届いた。」
「っ.....」
───ドキドキドキドキ.....
な、なにこれ。
なんでこんなにドキドキしてるの?
こんなこと、誰にでも言ってるのに。

