【完】俺に惚れとけよ。




「サッカー。来いよな。」


「も、桃乃の付き添いだからねっ!」


「待ってる。」


そう言うと、ぽん、と置かれた手。


......なんでそう、照れるようなことするのよ.....


夏樹は、斗真くんと外に向かった。



「......な.....きな!......優樹菜!!」


「ぅぇあ!!ほぇ!?」


「なーに、斗真と道端が出て行ったところボーッと眺めてんの。」


「え!?な、なにも??」


やばい。ボーッとしてた.....


本当に調子狂うな。


いや、暑さのせいだ。


そう、この気温のせい。


私と桃乃は、外履きに履き替えグラウンドに足を運んだ。


サッカーの応援だ。



もうそろそろ、私たちのクラスが試合。


夏樹ファンの女の子でギャラリーが埋まっている。



軽い足取りで私たちのところにやってきたのは、斗真くんだ。



「優樹菜ちゃん!」


てっきり桃乃に用かと思えば話しかけられ驚く。


「あいつのプレー、見てあげてて。」


なんて、夏樹のことを見た斗真くん。