【完】俺に惚れとけよ。




呆れちゃう。


「小倉星夜なんかじゃなくて、俺を見させてやる。」


「~~~っ」


ドキドキといつまでたってもおさまらない胸の高鳴り。


そんなこと、望んでないのに。



こんなやつにドキドキしたって無駄なんだから!



「俺にも、小倉の前でするような顔、させてやる.....」


色っぽい表情。


艶のある声。


まっすぐ私を見据える大きな瞳。



そんな瞳から、なぜか目がそらせなかった。



「ふっ......いい顔してんな。恥ずかしさと戦ってるって顔。」



どんだけこいつは女に慣れてんのよ!


どうしてそうやって、ぽんぽんと照れるようなこと言えるわけ!?