今まで遠めで見てきて、キャーキャー言ってたのに!
今さっき!
私を見て!
私だけに!
笑いかけてくれた!!
どうしよう!
どうしよう、どうしよう、どうしよーう!
「桃乃ぉ~!!」
「泣いたり笑ったり忙しいわね!」
嬉しさのあまり涙が溢れてきた。
だって、今まではずっと多くで応援してただけなんだよ?
それなのに......それなのに......
「.....ぐすん.....」
「私、優樹菜といて飽きないわ。」
涙ぐむ私を慰めながら桃乃は言った。
「ありがと.....」
私も、桃乃といて飽きないし、ずっと一緒にいたいよ。

