【完】俺に惚れとけよ。




せっかく星夜くんが水族館に連れて行ってくれて。


嫌なことを忘れられたのに!



「他の男の子と考えてんの?」


「.....っ」


「俺目の前にして他の男の子と考えるなんて、いい度胸してんじゃん。」



ジッと私を見つめる。


心を読むようなことしないでよ.....


なんか、道端といると調子が狂う。



「今でも俺が、遊びだと思うか?」


そう、私を見る。


私は目をそらした。



わからないから嫌なんだ.....


その目が、本物か偽物なのか、わからないから.....


その目で、私を惑わすから.....



あの日、騙されたとわかったのに。


裏切られていたのに。