【完】俺に惚れとけよ。





お互いの机に、鞄が残されていた。



「.....おい。」


鞄を持って教室を出ようとすると、呼び止められる。


私は、返事をするでも振り返るわけでもなく、ただ足を止めた。



「あの時は、いいすぎた。」


と、いきなりそんなことを言い出すものだから、振り返りそうになった。


でも、そんなこと言われても許せない。



あの時言われたことを謝られても、私を騙していたことに変わりはない。



「もう、遊びとか.....しねーし....」


「別に、勝手にすればいいじゃない。」



遊ぶとか遊ばないとか、私には関係ない。


私に関わらないでくれれば、それでいい。



他の女子と、遊んでくれれば。