【完】俺に惚れとけよ。





「気にしないで!また行こう!」


そんな会話をしていると、すぐに私が降りる駅がやってきて。


立ち上がろうとしたところを、星夜くんに手を捕まれる。



「え?」



そのまま近づいてくる星夜くん。


え、え、えぇぇぇ!?



ま、まって!?


どういう状況!?



迫ってくる整った顔。


きゅっと目をつむると、「ふふっ」と聞こえてきた笑い声。



目を開けると星夜くんのドアップ。


「この続きはお預けね。」


そう、意地悪そうに笑い、いつもの爽やかな笑顔で私を見送ってくれた。



ドキドキとうるさい胸。


私は電車が見えなくなってもしばらくその場から動けなかった。