【完】俺に惚れとけよ。




駅で切符を買い、電車が来るのを待つ。


「優樹菜ちゃん、あんまり元気ない?」



なぜか変なところだけ鋭い星夜くん。


そんな優しい顔、しないでよ.....



甘えてしまうから。


『まだ一緒にいたい。』


って、わがままを言ってしまうから。



「そお?全然!今日は、ものすごく楽しかったよ!」


「本当?少しは俺、優樹菜ちゃんの力になれたかな?」


「少しどころじゃないよ!かなり、だよ!」



もはや、多すぎるくらいだよ!


本当に楽しかった。



つらいことなんて、すべて忘れてしまっていた。



電車が到着し、2人で4人席に座る。


朝同様、斜め前に星夜くん。



「本当に、ありがとう。」



ぺこっと、座ったまま頭を下げた。