でも、そんな星夜くんの優しさに甘えてしまっている私。
だめだな、なんて思いながらも嬉しくて仕方がなかった。
外にでるとやはり寒さは厳しい。
それでも星夜くんと一緒にいる暖かさと、さっきのラーメンのおかげで全然気にならない。
駅に向かって二人で歩く。
あぁ.....
もうすぐ夢のような時間が終わってしまう。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
電車に乗れば、もうすぐおわかれが待っている。
まだ一緒にいたい、なんて王子様相手にわがままだってわかってる。
だって、王子様と言葉すら交わせない子たちがたくさんいるんだもん。
そんななかで私はデートに連れて行ってもらって、奢ってもらって。
これ以上、わがままを言う資格なんてないんだ。

