赤コーナーへ戻った康平は、構えた姿勢でゴングを待った。


 ゴングを鳴らすタイミングを計る為、レフリーは、タイムキーパーとアイコンタクトを取った。

 会場がシーンと静まり返り、緊張感が漂った。