T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~

周りから見えるその景色と、実際のピエドラの見る風景は違うものだった。それもその筈。その行動は紛れもなく事実であるものの、通常では1枚のフィルターを通しているのと同じ原理だったのだ。

錯覚なのか…

幻覚なのか…

周りから見ればたくさんの線がくっついているだけの美羽が存在しているだけだった。
そのまま美羽の上に覆い被さったままゆっくりと唇を落としていった。

頬…

 首筋…

  鎖骨…

   肩…

ゆっくりと…愛おしむようにガラス物に触れるように優しくキスを落としていったピエドラ。

『お嬢……』

そう心で呼びかけながら行為を続けるピエドラ。