「奈美さ、幸希君の前に好きな人おったやん?

それで、その…振られてからその人のこと忘れるのに時間かかった?」



確か、中1の時、奈美は好きな人がおって、告白して振られてた。


後から知った話やけど。



当時は奈美とクラスメイト程度の関係で全然話したりせんかったからその話をしたことがなかった


「ん〜あたしは結構かかったかも。



ほんまに好きやったからな〜」


「そっか。」


「半年ぐらいは引きずってたと思う!」



…そうやったんや。



「だからはじめ幸希君に告られたときずっと振ってたんや」


「そうゆうこと」



幸希君は2年の時奈美と同じクラスになってから、奈美のことすぐ好きになって。



何回か告られてたけどはじめはずっと振ってたみたいやったもんな。


「けど、幸希が、絶対俺が幸せにするから。

絶対奈美ちゃんを泣かせへん



やから付き合って。



って言ってくれて


その時にやっとおっけーした。」