彼の笑顔はいつも優しい。 安心出来てしまうものなのだ。 『っていうかさー』 いきなり口を開いた彼。 「はい?」 『ケイゴ、やめない?』 「あ…………………」 そう、私はヴァンパイアになり、彼に世話になることが決まったあと、 知亜希さんは私に“ケイゴは使わないで欲しい”と言ったのだ。 まぁ、私はいまだに使ってしまうけど……… 「ご、ごめんね……?」 『ん♪』 なんかぎこちない………! 早く慣れなきゃ!