時間よ、止まれ。




「高校1年の時の秋、たまたまこっちの高校と練習試合があって、この辺に来た。」




うそ…?

優祐、一度この街に帰ってたの…?




「その時、部員の同級生と遊んでて、罰ゲームでマネージャーと買い物行くことになった。」




優祐は、ただただ花火の火を見つめ続けていた。




「…なんか、やっぱり、さおりじゃないとな…って、その時思って。」




私は、花火の光に染まる優祐の顔を見た。




「せっかくここに来たのに、さおりに会えずに他の女と街歩いてんだぜ?情けなくて…、ホントに罰ゲームだったな。」