「ええと、確か…。…こうだったな。」 優祐は何やら校門の鍵の外し方を思い出している様子。 ガチャガチャという金属のような音が、やけに響いて聞こえる。 「…開いた!!」 鍵と格闘すること約2分。 私達以外に誰にも見つかることなく、校門の鍵が開いた。 そして優祐は校門を、人が一人分ほど入るところまで開けた。 「さおり!来いよ。」 門の向こうの優祐が、私の手を引っ張った。 すでに日は落ちたみたいで、外は薄暗くなり始めた。 私達は手をつないで、薄暗い校舎の中に入っていった。