花のころ



あたしの少し先で、眠そうな顔して校門をくぐった横顔。



ただでさえ、穏やかな朝に飛び入り参加状態なのに。



不意打ちをくらった心臓がドキドキ鳴って、あたし1人が浮き立っているような気がした。