「え、何?まさか忘れてたの?」 バカにしたように笑ってくる和は無視して、再び作業に戻った。 そっか。 明日になったら普通に喋れるんだ。 そんな気持ちでウキウキしながら私は黙々と作業を続けた。 このあと、その気持ちが消えるとも知らずに。