『仕方ねーじゃん。 俺、夜行性なんだから』 授業が終わると口を尖らせて 先生への文句をいう黒澤くん。 ほんとにねむそうで何を喋るのも あくび混じり。 『次は日本史だから寝れるよ』 『あ、そうだった。 あの先生 ちょろいもんな。』 そう言いながら、黒澤くんは 席をたった。 きっと月夜くんのとこだろうな。