私の言葉に、ゼロが、はっ、とした。
藍色の瞳が、私を見つめる。
「フィオネ……。俺は、確かに初めは、
お前を“容れ物”にするつもりで旅に連れてきた。
けどな
今は、お前のこと、ちゃんとした相棒だと思ってる。
もし、ここでフィオネが“容れ物”になることを拒んだとしても、俺はフィオネを手放すつもりはない。」
!
予想だにしないゼロの言葉は
決心を固めていた私の心を貫いた。
え?
今………なんて………。
動揺している私に、
ゼロはまっすぐ歩み寄る。
「お前を手放す気はねぇよ、フィオネ。
お前がもし、少年の俺のままで良いと言ってくれるなら……
一生このまま、お前のそばにいるよ。」
どくん
頬が熱くなる。
全身の体温が一気に上がった。
「本当………?」



