ゼロの相棒






私の言葉に、ゼロが、はっ、とした。




藍色の瞳が、私を見つめる。







「フィオネ……。俺は、確かに初めは、
お前を“容れ物”にするつもりで旅に連れてきた。







けどな









今は、お前のこと、ちゃんとした相棒だと思ってる。





もし、ここでフィオネが“容れ物”になることを拒んだとしても、俺はフィオネを手放すつもりはない。」




















予想だにしないゼロの言葉は
決心を固めていた私の心を貫いた。










え?








今………なんて………。











動揺している私に、
ゼロはまっすぐ歩み寄る。












「お前を手放す気はねぇよ、フィオネ。







お前がもし、少年の俺のままで良いと言ってくれるなら……













一生このまま、お前のそばにいるよ。」












どくん









頬が熱くなる。






全身の体温が一気に上がった。








「本当………?」