ゼロの言葉が、いつもより優しく私の胸に響いて、私はこくん、と頷いた。
……そういえば、ゼロとゆっくり二人っきりになるのは久しぶりだ。
私は、どうも、丘でゼロに“キス”されてから以前のようにゼロの顔をじっ、と見つめて、話をすることが出来なくなってしまったらしい。
いや、あれは“キス”じゃない!
の…ノーカウントだ。
私は心の中でそう自分に言い聞かせる。
…青年の姿のゼロは、ドキドキして落ち着かない。
もし今日、元に戻れて、私も無事だったとしたら、“あの”姿のゼロと常に会うことになるんだ。
………私がずっと、ゼロの側に居られるかは置いといて。
そんなことになったら、本当に緊張しちゃうだろうな。
丘の時は必死で何も考えられなかったけど
今考えてみれば、すっごく恥ずかしい。
ゼロとのファーストキス………。
いや、だからあれはノーカウントだってば!!!!
あ、ダメだ。
混乱してきた…。



